外国人の名選手を語るにはバースは外せない

プロ野球界でも最高助っ人の一人 阪神バース

強打者

日本プロ野球の中で、帰国後10年以上経過してもファンの間で話題になり続けた外国人選手は何人いるでしょうか?記憶に残るためには通算成績が上位にあることよりも、数年間であれ突出した成績を残すことが重要になります。

ランディ・バースは1983年来日し、当初は右翼手としての起用が考えられていましたが、藤田平の衰えから一塁の守備に専念するようになります。一年目から35本塁打とパワーを見せ、シーズンの後半からはバースのイメージである3番で出場するようになりました。

阪神ファンにとって記憶に残る活躍は、1985年のバックスクリーン3連発と、シーズン終盤の本塁打数でしょう。どちらも読売ジャイアンツと関係することもより強いイメージを与えます。1985年4月、バース・掛布・岡田のクリーンアップが槇原寛己投手から3者連続でホームランを放ちました。
その後も3連発は存在しますが、いずれもバックスクリーンに放り込んだのはこの試合が唯一のものです。

ホームラン数については、シーズン残り2試合の段階で54本のホームランを放っていました。当時の日本記録は王貞治氏の持つ55本でしたが、当時の対戦相手だったジャイアンツ投手陣は勝負を避け、55本目のホームランを打たせませんでした。

その後バレンティン選手が2013年に更新するまで55本の記録は守られますが、ジャイアンツに逃げの判断をさせたとしてファンの中では鮮明に記憶に残っています。プロ野球ファンとして、今後もそのような名選手を見てみたいものです。

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